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日記

ずーっと考えていると、気づいたら頭が空っぽになっている。

頭のなかになーんにもないんじゃないかとそんな風に思ったりもする。

勿論、そんなわけはないんだけども、たしかに、何かむりやり出そうとすれば、うちだされてくる言葉というものはある。でもそれがなんだか、なんにもないことそのものを表す言葉のような気がしてくる。

自分には考えることしか出来ない、考えて、考えて、考えることしか出来ない。それ以外のところはどうも何もかもうまくいかない気がして。

「死ぬほど考えるの、それが後悔しない、たったひとつのやり方よ」

確かにあまり人生で後悔をしたことはないかもしれない。自分は人生で成功しない、あんまり成功したことがない、けれど、やり直したい、とあんまり思ったことがない。

部活を辞めた時も、試験に落ちた時も、彼女に振られた時も、後はなんだろう、あんまり思い出せない。あーあ、と思うことはあっても、じゃああの時に戻れれば、と思わないし、あーしておけばよかったとおもうこともない。多分あれが挫折だったと、思うようなことも何度かあるけれど、ではどうすればよかったかなんてちっともわからない。

考えているから、とても考えたうえでどうしようもなかったからなのか、考えた結果、戻ってもやはり無理だろうと思うのか、わからない。きっと、考えて考えて考えるより、やるべきことがあるんだろう。家から飛び出して、歩いてみるとか、走ってみるとか、そんなことだったりするのだろう、けれど、何をするべきか、自分には考えてもわからない。ただどうしようにもならないという事実が、目の前に横たわるだけだ。

 

誰かにとんでもなく何かを伝えたい事がある。誰かの何かを、とんでもなくききたい時がある。けれど、それが何なのか、いくら考えてもわからない。思いきって話せば話すほど、ほんとうになにもないんじゃないかと思ってくる。関係ないことですら、なにもないんじゃないかなと思うことがある。少なくとも、年齢と同じ年月の分だけ生きてきて、色んな人にあって、いろんなことを考えたのに、いざ今になると、本当に何もない様な気がしてくる。ワクワクすることもドキドキすることもたくさんあって、もっと言えばそれを集めて生きてきたのに、結局、今になると今その時のことしか、自分の中にはない。

何かにドキドキしてつっぱしっている途中、ふいにすっからかんになって全てを台無しにする。ワクワクして本当に言いたかったことがわからなくなっているどころか、なんにもない。でも言いたかった、ってことだけを頼りになんとかしようとして、結局意味のないことを繰り返す。とてもめんどくさい。

 

何も思い浮かばないから、とりあえず日記でも書けばトランス状態にでもなれるかと思ったけれど、なれない。わかっている、こういう時は得てしてそういうものなのだ。わかっている。そしてキーボードを叩いているだけでここにはなにもない、そしてこういうものは定期的にやってくるだけで、ただそういうものでなんともないのもわかっているし、案外みんなも中身なんてなんにもないのもわかっている。すこーし時間が経てば、なにか面白いことがあって、繰り返しだということもわかっているけれど、時間が立つのを待っていると、歩くスピードがゆっくりになりすぎる。自分はそれで今のところ案外楽しく生きれているけれど、どこかわからない行き先に向かうには遅すぎるし、予定の半分だっていけてないのかもしれない。こんなところなんかとうに通りすぎていたほうがいい。わかっている。結局なんにもないから寝ようとするのだけれど、こういう時は横になってもなーんにもないままにぼんやりと時間がたつだけなのだ、わかっている。